先週は見本市のブース出展者としてインテックス大阪に行っていました。
キッチンカーが展示場内に何台も並んでおり、良いニオイがするイベントでした。
イベント2日目の午前中、スマホが鳴動し津波注意報が知らされました。
注意報の範囲は伊豆諸島ということでしたが、太平洋側のどこに津波が到達してもおかしくないだろうと思い、情報収集をはじめました。
筆者が居たインテックス大阪というのは、大阪の南港、フェリーが接岸できるような大きな港のすぐそばです。
大阪湾の内側まで津波が迫るということは考えづらいと思いますが、沿岸部であることに変わりはないので、津波が発生している可能性については場内アナウンスなどで知らされても良いのかなと思いました。
主催者発表では、この日の来場者数は9,885人、出展社数は1,130社ということでブース対応者だけでも5千人くらいは居たのではないかと思います。
この1万人以上が、津波から逃げようと大移動するとなるとかなり危険です。
インテックス大阪は南側の1号館や4号館側が太平洋なので、津波が来るとなると北側の6号館方面へ逃げることになります。
その北端、6号館から道路へ出る所は幅1m程の扉が左右に10枚ずつあります。
1mあたり1人とすると、左右で20人が同時に出られることになります。
20人が横並びになると500人の行列になります。1人1mで並ぶと、行列の長さは500mです。
インテックス大阪の6号館の端から、1号館の外のホテルや迎賓館が見えるピロティまでが500mくらいです。
すなわち、6号館の出口を先頭にインテックス大阪の中央通路は人で埋め尽くされる可能性があります。
イベント開催中は入口を絞っているので、パニックになる可能性大です。
群衆雪崩が起きれば、数百人単位の死者が出るので、このような場所での津波警報には色々な意味で警戒が必要です。
10月5日⇒9日
4日後の10月9日朝から津波注意報が発表されました。
概ね同じエリアで発生した地震によるものと見られています。
最初は伊豆諸島と小笠原諸島でしたが、約1時間後には高知県にも注意報が出ました。
その後も注意報は範囲が広がりました。
このときの様子は偶然動画に収めていたので共有します。
注意報⇒警報
津波警報、大津波警報が発表された場合のスマホの鳴動はけたたましさが違います。
この動画は過去の訓練の際のアラートです。
電車内などでは何十台ものスマホが一斉に鳴動するので気づきやすいですが、1台しかないと気づかない人も居るかもしれません。
また、聴覚障害者や耳が遠くなったお年寄りなど、そもそも聴こえない可能性があります。
みんなで声掛け
津波警報が発表されたとき、津波が到来する恐れのあるエリアに居る人は、目につく人みんなに声掛けして避難しましょう。
この動画では、相武紗季さんが避難する際の『気づき』について紹介しています。自らの身を守ることが最重要ですが、互いに助け合うことも重要です。